衣装改造・某【あんさんぶるスターズ!!風】fineの新衣装をカスタムしてみた

某「【あんさんぶるスターズ!!風】fineの新衣装」を改造してみた
fine新ユニット衣装全身
『あんさんぶるスターズ!!』天祥院英智 fine新ユニット衣装
修正後衣装の着用写真です。

コスプレ衣装。なければ1から作りますが、あれば市販品を改造して使うこともよくあります。

最近(でもないかな?)だと、fineの新ユニット衣装を購入・改造しました。

改造なら一日頑張れば仕上がるので、自作が苦手だけど市販衣装だと満足できない人、1から作るには忙しすぎる人でもサクッとイメージに近い衣装を用意できてオススメです。

今回は購入のデフォ状態の記録がなく、途中からの経過記録だけになりますが、記念にメモとして残しておきます。

ちなみに、これはその商品に難癖をつけているわけじゃなくて、あくまで完成品に対して個人が自己満足のためにさらに手を加えるという感じです。自分の趣味嗜好に合わせてカスタムしているだけで、その点ご了承ください〜!

なお、だいたい同じ内容の動画も作りました! 良かったら合わせてご覧ください。

目次

某・あんスタ 新fineユニット風 コスプレ衣装を改造してみる

まず、どんな市販品でも改造手順は同じ、以下の通りです。今回はfineの新ユニット衣装なので、立ち絵と合わせてMusicのほうでも動画とスクショを撮りまくって検証します。

前はスマホでスクショを撮っていたんですが、一旦録画したMVをPCに移してスクショを撮るのが一番画素数が大きく、鮮明に見える…気がする…ので最近はそれで確認してます。

STEP
デザインチェック

届いた衣装を広げて、用意した資料と自分の体型に照らし合わせます

体型に合わせるというのは、たとえば私は頭が大きいと自覚しているので基本肩幅をかなり広く、ちょっと胴も長いので上着の着丈もデザインより少し長めにとるように考えます。

衣装をそのまま完全再現ではなく、自分で実際着た時にバランスが近くなるようにカスタムするというかんじ。

STEP
改造イメージと現実を確認

「こうしたい」が再現できるかを考えます。

妄想すると素材も作りもどんどんすごくなっていくんですが、冷静になると意外と実現できないことが多いので、そこを冷静にできるできないを取捨選択

特に改造の場合は元を壊してしまうと元も子もないので、できる範囲でというのを強めに意識します。

STEP
材料調達、加工

ここからはひたすら実作業。こだわると改造するだけでけっこう時間がかかるので休み一日は確保しておきます(それでも1から作るよりはるかに早いのでベースがあるのは本当に有り難い)。

時間に余裕があれば盛り系アレンジを足したり、小物を追加するのも楽しいですよね。

以下、どこをどういじったかの詳細メモ。上記工程の2と3をまとめたメモになります。

デザインチェック

この状態にするまでに下記の11点を修正しました。どれも本当にちょっとずつの修正です。
脇から後ろって全データ見返しても数枚しか残ってないくらいなので、時間がない時なんかは優先度下げて省略するのも手だなと思います。

衣装を広げて、自分が気になったのはざっと以下の11点。自分の体型に合わせる部分も含めています。

  1. 袖の上腕部分がちょっと太い
  2. ジャケットが2部式(普通のジャケットと、燕尾みたいな下のとこが別布になってた…)
  3. シャツ袖のレースはたぶんジャケット袖から見えない
  4. 袖のカット自体がちょっとデザイン違うかも
  5. 襟の部分のデザイン細部が違う
  6. ベストとジャケットの接続が再現されていない
  7. 6とほぼ同じことなんだけど、ジャケットの腰のベルトが違う
  8. パンツのサイジング(XL買ってるので)
  9. ベストのボタン
  10. ネクタイが一枚仕立て
  11. 胸装飾が隠れてしまう

こんな感じ。こうやって書くとちょっと揚げ足取りみたいでアレなんですけど…

こうしたら正解ということではまったくないし、見落としや間違いは気をつけていても普段も自分もたくさんあるので、この辺はほんとに自己満足です。でも直すとより楽しくコスプレができるので、無理のない範囲で修正していきます。

今回は基本は形の微修正だけなので、買ってくる素材はとくになし! サクサク作業します。

イメージ確認と実際

1.袖の腕部分がちょっと太い

裏地の背中心を開けて袖を引き出して叩いた図。

リッパーでジャケットの裏地の適当なところを開いて(私はだいたい背中のとこ開けちゃいます)、裏から袖を引っ張り出して、太すぎる部分をミシンで詰めます。

面倒な時は余分を安全ピンで留めて詰めるだけでもシルエット変わるのでだいたいの購入衣装はこの処理をします。

あと、これは趣味の問題なんですが、ちょっとだけ袖口に向かって太くなる方が可愛い気がするので、二の腕を詰めたら肘から下は逆にハの字イメージで叩いたりもしてます。

腕以外にも、ウエストが太い場合などは裏地を閉じる前に一緒に処理します。(裏地は実際閉じないままのことも多いです。見えないし、あとから直したい箇所出たらめんどい)

2.ジャケットがなぜか2部式

縫い合わせた部分、チャコ残ってるけどベルトで隠れちゃうのでまぁヨシです。

これだけはちょっと笑った…なんでやねん……

写真撮っといたら良かったんですけど😂 普通丈のジャケットと紐のついた白の四角い布が同封されていました。着用写真では普通に一体型に見えたので、上手に着たらそう見えるんだと思うんですが…うーん。

という訳で、縫い合わせて一体化。縫い目はベルトで隠すので気にしないことにします。

3.シャツ袖のレースはたぶんジャケット袖から見えない

衣装あるある、袖からチラッとシャツのレースを見せたくても実際はだいたい見えない。

なので、シャツから外してジャケットの袖にレースを直接取り付けました。下に見えているクシャッとしてるのがシャツなんですが、こっちは洗濯に備え、一応布端にジグザグミシンだけしておくと良いです。

…が、これはそのままになってますね。忘れてたんだな。笑

4.袖のカット自体がちょっとデザイン違うかも

元の袖口は描くカーブがゆるすぎてあんまり丸くなってる感じがわからなかったので、好きな形に直します。イラストに合わせて丸く深めの切り込みに直しています

切り込みの入る縫い合わせが下手っぴなので、ちょっと生地がつれてますね…

5.襟の部分のデザイン細部が違う

襟と襟の間の開きがなかったので、余分を切って縫って修正。無理くり裏返して中表にしてから縫った気がします。

ミシンが下手くそでちょっとツレちゃったんですが、デザインのポイントだと思うのでこれはやって良かったと思う…

6.ベストとジャケットの接続が再現されていない/7.ジャケットの腰のベルトが違う

大きくはためかないとほぼ見えない部分なんですが、ジャケット腰のベルトからベストに繋がっている造りになってます。これを再現したい。

この腰のとこ…!

長い腰ベルトを作って縫い付け、ベストには水色のリボンでループを縫い付け。固定は位置に不安があったので安ピンにしていますが、スナップかボタンホールをベルトに開けて作る方がテンションが上がりますよね。

後ろはほとんど写らないから、ボタンは要らんかな〜とか思いつつ、一応付けました。

ちなみに渉のコスプレしたら髪が引っかかって後ろの腰のボタンちぎれました。笑

8.パンツのサイジング

これはジッパー自体が壊れたので、安全ピンに全部を委ねている図……

海外製の衣装はウエスト位置がジャストすぎて、腰穿きしがちな男装レイヤーには厳しい。なので、サイズがぴっちりめのショップではいつも1サイズ上のXLを買って詰めてます

あまりにダボダボならサイドをミシン縫いで少し詰めます。そうでもなかったら腰穿き&後ろを強めの安ピンで留めるだけでそれっぽくなります。安ピン最強。

9.ベストのボタン

ベストが布のくるみボタンだったので、そこだけでも変更したくて半球タイプのパール風ボタンに替えました

ほんとはベストだけでもサテン系で自作した方が可愛いんですが、モッタイナイの心が働いて、せっかくついてきた物は使ってしまう……

10.ネクタイが一枚仕立て

タックをもうちょっと寄せてボリュームを出したいんだけど、デフォのネクタイも色はグラデ印刷されてて忠実なのでそのまま使いたい…

ということで、今回は裏にレースをくっつけて少しでもボリューム感を足すことにしました。

まぁこれは…絵的には大して効果ないので、まじでやる必要なかったかもしれない……。でも布がペラ一枚だとなんか寂しいんだよね。

11.胸装飾が隠れてしまう

ここだけ使用前後(左→右)のデータ残ってました! 襟で胸元のポケットと飾りがほぼ隠れて消えていたので、切り抜いてそのまま横にズラしています。

切り抜くことで布の張りが弱まったのか、直した後は写真のように襟がたわんだので、撮影時は軽く襟を縫い付けておいた方が綺麗かも。

衣装カスタムのひと手間で、撮影がより楽しくなる

いつもあんスタくんで安く衣装を出してくれる…ンドさん、私もよくお世話になっています。そのままでも全然いいんだけど(強調したい。あの値段でコレはほんとに有り難いんです。自作したらあの値段、材料費だけで終わるやつよ。)、気になるところを自分で直せばもっと好きになれるので、これからもちょこちょこカスタムしながら使わせていただきたいと思います。

市販服はあくまで汎用サイズ商品なので、コスプレ撮影で欲しい「ぴったりフィットしたシルエット」を出すのがなかなか難しい。でも、気になるところだけ自分で調整すれば、撮影中に「ここが浮く…」「ここが太く見えちゃう」などもなくなり、ポーズや表情に集中できてより楽しく撮影時間が過ごせるんですよね。

タイムリーにも、実際に修正後の衣装で気兼ねなく楽しんでいた撮影時間を動画にしていただいているのがこちら↓ これ着てぬるぬると動いて撮っていただいているのが見られます!w

カスタムだと、業者製衣装が予算的に再現できなかったであろう小物周りをグレードアップするのも自由なのですごく楽しいです。ボタンとか、造形部分とか。他はノータッチでその一箇所だけでも、手間をかけるとそれだけ印象が変わります。

忙しくて衣装の自作は難しいけど仕立て上がり衣装ってなんか味気ない…という人もカスタムでぜひ楽しんでほしいです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • すこ〜しだけ服飾をやっていたのだけれど…コスプレ衣装作れる人ほんとに凄いです…普通の洋服作りと全然ちがう、、fine衣装初めて見た時はベルトのとこ5度見ぐらいしました笑コスプレ衣装って座ったりポーズとったり、カメラ越しに綺麗に写るかってとこ気にしなくちゃいけないから…めちゃめちゃすごいです、、!!

  • >karihi様
    コメントありがとうございます! わ〜っ嬉しい!
    型紙本を見ながらの乱暴な我流なので、普通の服飾勉強された方が見たらビックリされるのも当然かと…。笑 fineのベルト5度見わかります〜! もう、可愛いから仕方ないなぁ😂 と泣きながら改造しましたw
    言われてみたらこれ着て動いてる動画がちょうどあがっていたので、追記させていただきますね✨

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