ROANYER (Apple/product-G3) シリコン筋肉スーツレビュー

以前に筋肉シリコンスーツの着用レポ的ブログを書きましたが、より自分に合ったサイズの物に替えたので、そちらを実際に着用した例と、感想をまとめていきます。

ちなみに、前回記事のシリコン筋肉スーツの使い方やお手入れ方法はこちら

さらに、今回のと同じサイズでジッパー付きのレビューはこちら↓

今回新たに使用したのはROANYER (Apple/product-G3) 筋肉スーツ(Sサイズ)、ROANYERサイトでの商品番号はproduct-G3です。

結論から言えば、

  • 9号相当の女性にはサイズはいい感じにぴったり
  • 着用後は11号相当になっていたと思う(普段は男性用ならSだけど、着用後は男性用Mくらい)
  • 肌色はブルベ寄り(黄色より赤みが強い)
  • 細マッチョ系で女性好みのデザイン
  • 素材がめちゃくちゃ伸びるので着脱は無問題
  • とはいえ、かぶり式なので閉所恐怖症の人にはすすめない
  • 首の境界線は合わない場合はハサミでカット可能

細身の男性キャラのコスプレをしたり、自然なマッチョ感を盛りたい方にはオススメできるアイテムでした。

難点は重さと値段、かぶり式なので閉所や息苦しいのが苦手な人は脱着時にちょっと気分が悪くなるかも、という点でしょうか(そういう人はジッパー式一択)。

以下、もう少し詳しくレポしていきます。購入検討中の方の参考になれば幸いです。

目次

新たな筋肉スーツ (Apple/product-G3) について

今回新しく使ったのはROANYER (Apple/product-G3) 筋肉スーツ(Sサイズ)。以前のproduct-G1タイプと比べてサイズが一回り小さく、細身な印象です。無加工着用状態が上の写真。

以下、G3を実際に着用して自分が感じたことをまとめます。

サイズ感

前回のG1もボリューム感はモリモリで良かったのですが、ちょっとサイズ自体が自分には大きすぎたんですよね。G3は思った以上にぴったり! 9号前後の女性にはかなりオススメです。11号以上の方ならG1。

首は個人差がありそうですが私には思ったよりきつくなくて、動かすとちょっと余りました。肩まわりはかなりぴったりで、肩巾が11号寄りの自分には最初少しだけきついかも?という感じ。ほんとに9号相当なんだと思う。腹回りも特に気になるところがなかったのでちょうど良かったんだと思います。動いてると丈の問題で腰の切り替えが出てきちゃうことがあったので、腰回りはG1のが好きだったかも。

デザイン

ムチムチというよりはガッチリ系細マッチョ。引き締まった印象なので、シャープなスポーツマンタイプや肉体労働系のボディを目指したい人にぴったりです。

ちなみに公式サイトからの購入なら胸毛のありなしが選べます(おじさん路線がお好きなら「あり」がいいかもしれない…)。

参考までに、以前に使ったG1商品はこちら。同じ筋肉スーツでも見た目の印象がけっこう違うので、プロレス系、ビルダー系、むっちりマッチョにしたい人はこちらの方が合っているかと。

肌色など

肌色はちょっと赤いかな、という印象。ですが、自分の場合は肌色がかけ離れているわけではなかったので、ライトの加減によっては肌色調整はなしでもいけました。私が腕をほぼ日焼けしてないせいで色差を感じたけど、普段から半袖服の人ならもっと色差なしに着られるかも。

赤いからイエベよりブルベ向きだと思う。イエベの人は青と赤みちょっと抜いた方が綺麗に見えそう。

色以外では、肩周りなどに血管表現が入ってます。ムキッ!てポーズするなら必要だろうけど、スン…て立ってポージングする場合はなんで血管浮かせてるんや…てなるので、ここは好みが分かれそう。あと、血管とは他に、脇部分にはパーティングラインがあります。写真としては、血管もラインも加工で修正対応が必要ですね。

乳首問題

こういうスーツで気になるティクビ問題なんですけど、これはね…意外というかやっぱりというか、すごい主張してます。色とかサイズとかはまぁ基本見せないからいいんですけど、とにかくね、立ってる

つまり、服を着るとめちゃくちゃそこが目立つ。立ってる(2回め)。

着用時の衣装が2枚重ねるゆとりあるタイプのトップスだったにも関わらず、「立ってる」のがどうやっても見えてしまいまして…

致し方なく現場で先端を切り落としました

なので、ここに掲載している写真はすべて切った状態です。笑 人によるとは思いますが、普通の男性ボディとして使いたい場合、先端は切り落とす必要アリ…かな。ちなみに撮影上は切り落としていてもあんまり気にならなかったです。どんな具合かは掲載写真をぜひ拡大していただければ……😉

境界線の調整

首の丈は自分に合わせてカット可能。チョーカーなどを必ず付ける場合は、そのラインに沿って切っておけばかなり自然に振る舞えると思います。

ただ、首の筋と厚みもスーツとして欲しい部分なので、コスプレ撮影としては長さはある程度キープした方が良いと思います。俯瞰なら切れ目が見えない、でもアゴを引いても自アゴに干渉しないあたりで切るのがオススメ。

これ、自分でちょうどよく切るのがけっこう難しいから、着用状態でお友達に切ってもらうのが良いです👍

腕の境界線は、自分はちょうどの位置だったので何もいじっていません。ここはフチが斜めに目立たないようになってるし、不自然な位置にならないならいじらない方が良さそう。

着脱は意外と簡単…かも?

私は非力すぎて1人では怖くて筋肉スーツの着脱ができなかったんですが、お友達から片腕ずついけば大丈夫、と教えてもらったのがとても良かったので共有したいです。

着る時は普通に腕を両方突っ込んで、ちょっと頑張って頭も突っ込んで首穴を突破すればOK。これは非力でもなんとかなる。大変なところが頭だけなので。

大変なのはやっぱり脱ぐ時で。腕を抜いてから頭、という順番でやっても、そもそも両腕を抜く時点で無理なんですよね。シリコンスーツをぺろんと返していくのが力が足りなくてできない(まじで)。でもこれ、片腕ずつずるんと抜いていけば力が弱くてもなんとかなる。肩までが自由になれば、着る時と同じようにあとは首だけ頑張って引き抜けばちゃんと脱げます!

シリコンという素材はとにかく丈夫ですんごーーーく伸びる!ので、ニットやTシャツ感覚でグイグイ伸ばして着るようにしましょう。そうしたらどうとでもなります。両腕さえ自由なら。

ただ、これは注意喚起なんですけど、脱げない状態の時って、シリコンスーツに閉じ込められてるみたいですごく不安になります。人によってはパニックからの呼吸困難になりかねないので、最初数回は絶対1人で着ない方が良いと(私は)思います! 1人での着脱は、自信をもって自分だけで着脱できるようになってからで!!

ちなみに私はこれまで閉所が苦手とか思ったこともなかったんですが、スーツの着脱で初めて半パニックと呼吸困難を起こしかけて、最初はめちゃくちゃ怖かったです。今は一応だいじょうぶになりましたが。たくましいね、コスプレイヤーって✌

今はこちらのメーカーでもファスタータイプが出ているので、着脱に不安がある人はファスナータイプがおすすめですね。私も次に新調するならそっちにします。

実際着用した無加工例

着たらどうなるかは見ていただくのが早いと思うので、無加工(※地部分は溶かし加工したわよ!)データをご覧ください。

首は少しの余りあり、腕はほぼぴったり。シリコン自体がかなり伸びるのでわりと幅広いサイズの人に対応してくれそうな感触でした。この写真は左肩が凹んじゃってるのでコスプレ写真としてはNG例ですが、スーツの感じはわかりやすいので載せちゃいます。

こちら↓は背面から。ジッパー式ではないので後ろからの撮影も問題ありません。脱いだり、背中が大きく開く衣装の時にはやっぱりかぶり式が良いですね。

肩までのモデルですが、スーツと地腕の馴染みはかなり良いと思いました。ただ、大きく腕を挙げると2枚め写真左肩部のように不自然に折れ込んでしまうので、そこらへんの加減は必要かも。あと、気を抜くとシリコン生地がダブつくことがあるので、適宜空気を抜いたりしっかり下に下ろした方が綺麗です。

たとえば1枚めの写真、腰のところが贅肉風にダブついちゃってますね。右は腰は直した状態になります。

最後に無加工(1枚め)と加工後(2枚め)を下に並べてみました。加工ポイントは首のだぶつきと脇腹のパーティングライン。肌色はいじってないです)。境界線とパーティングラインだけパッチツールやスタンプで消せば簡単に加工が可能なのは嬉しいな〜と思いました。

筋肉スーツの着脱方法(ベビーパウダー篇)

前回の記事ではベビーオイルを使用したので、今回はパウダーでの着用方法を軽くご紹介します。オイルでもそうですが、施設側に使用可能かを事前に確認した上でシェアスタジオへの持ち込みしています。

以下、ベビーパウダー版の筋肉スーツ着用手順です。

STEP
事前準備

前日にでも内側にしっかり多めにベビーパウダーを馴染ませておきます。表側は保管時に付いていたパウダーをそのままにしておく程度で良いです。表にふると衣装に付いちゃうので。

STEP
フェイスカバー

かぶる時に髪をもっていかれるので、必ずウィッグネット+フェイスカバーの布などをかぶりましょう。ネットだけでも大丈夫ですが、その場合はせっかくかぶったネットが抜けます…w

STEP
肌にパウダーを塗布

首から上半身全体にしっかりベビーパウダーをはたきます。滑りを良くするためなので多めで。どうしても粉が飛散る人や、気になる場合は、事前にピクニックシートやビニールシートを広げてその上で作業をするのがオススメです。

STEP
スーツをかぶります

かぶる場合は、両腕を入れてから頭を最後に通します。大胆に引き伸ばしても千切れないので、しっかり伸ばして体を通しましょう。首は絶対に引っかかるので、落ち着いてしっかり力を入れ、ぐいっと突破してください。

STEP
仕上げる

スーツを着用したら、地肌やスーツ表面に付いた余分なパウダーを拭き取ります。その後に衣装着用、メイク、ウィッグのセットを完了させましょう。

パウダーが表面に付いていると衣装が汚れるので必ず!!! 綺麗にしてから着用してください。ちなみに私は衣装が真っ白に…なりました……

STEP
脱ぐ時は

オイル使用の際と同じですが、まずウィッグやアクセ、つけまなど、外せる物はすべて外します。ウィッグネットはそのままで、片腕ずつ抜いて脱ぎましょう。脱げたらたぶんウィッグネットも一緒に取れていますw

両腕抜こうとすると力がない人だとそのまま力尽きる可能性大。上の方で書いた通り、片腕ずつ抜くとかなり動きやすくなるので、ぜひ片方ずつ進めてください。

ジャストサイズの筋肉スーツはまじで良かった

以上、G3タイプを使ったレビューというか感想というか、なブログでした。

最初は着脱に怯えすぎて一回り大きいほうがいいかな、と思っていました。が、いざジャストサイズを使ってみたら、しっかり伸びるしやっぱりちょうどのサイズの方が綺麗で良いですね。私と同じくらいのサイズ感の方ならG3、おすすめです!

Amazonでの公式ショップはこちら。今は筋肉スーツはこの頁から選択式で購入するようです。今回紹介しているG3は白肌Sサイズのチャックなし仕様です。

夏の着用には布のインナーを汗吸いに入れた方がいいという意見も見たけど、着る時どうなるのかな…機会があればまた挑戦してみようと思います💪

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